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歩け!歩け! [旅]

さて、放浪の始まりは・・・・・、



天保山渡船場(桜島側)親子.JPG
(船を待つ親子連れ)


USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)のある桜島の渡船場からです。

こんな晴れの日に潮風にあたり、穏やかな海を見れば気持ちもスッとします。




天保山渡船場(乗船2).JPG
(着岸した船から降りてくる人達)



自転車も乗せられる小さな船に乗り、乗船客3人と自転車1台の小さな『航海』に出ます。





天保山渡船場(出航).JPG



この船は大阪市営で、桜島と対岸の天保山を往復する無料の渡し船です。

通学や通勤時間帯は1時間に4本くらいありますが、それ以外の日中は1時間に2本で、小さな乗り場でぼんやり海を見ながら船を待つのもいいものです。



天保山渡船場(天保山側).JPG
(対岸の天保山乗り場)


乗船時間は約2分、あっという間に対岸の天保山に着岸し、岸辺で釣りをしているおじさんに釣った魚を見せてもらったり、海遊館にある巨大な観覧車を横目にテクテクと歩き出しました。



次に向ったのは港区と大正区を結ぶ『なみはや大橋』です。



なみはや大橋1.JPG




車だけしか通行できないと思っていたのですが、人も自転車も通れると聞き、いつか歩いてやろうと企んでいたのです。


途中すれ違う人は一人だけで、やはり小さな放浪をされているような・・・・・。


この橋、結構な坂道で、登山のような気持ちで歩いていくと、だんだん素晴らしい景色が見えてきます。





なみはや大橋2.JPG





なみはや大橋3.JPG



前方(東の方)は生駒山系、後方(西の方)は六甲山系が見渡せ、さわやかな風に吹かれて何気なく下を見ると・・・・・、高所恐怖症ではありませんがゾッとする高さです。


でも360度を一望できる所はそんなにありませんし、大阪に観光に来られたらぜひ歩いてみる価値はあると思います。
 




なみはや大橋4.JPG


これを渡り切ると大正区となり、さらにドーム球場まで・・・・・と思ったのですが、眼前にIKEA(欧風家具屋さん)があり、難波までの無料送迎バスを発見した私は思わず乗り込んでしまいました。(軟弱者!)



で、難波に着いた私は再度気持ちをリセットして、千日前から堺筋を北上し、北浜の証券街を抜けて八軒家浜へ、さらに天満橋を渡って我が家へ針路を向けました。


歩くって気持ちいいですね。


次はどこに行こうかな?





天保山渡船場(天保山側・釣人).JPG


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ぼやき?のち放浪? [介護]

パーキンソン病を患って入院中の方がまもなく退院されるとのことで、CM(ケアマネージャー)呼びかけの下、ヘルパー派遣会社の管理者と担当ヘルパーさん、そして福祉用具を担当させていただいている私とご主人、の5人で担当者会議をしてきました。

担当者会議というのは定期的に開催し、介護を受ける方に関係する人が、その方に関する情報を共有して、今後在宅で安心・安全に生活していけるように話し合い、計画を立てる場です。

比較的経度な要支援の方であっても、この担当者会議は開催しなければならないというきまりになっていますが、正直電話で済ませられるだろうと思うケースも多々あります。

この日は要介護5の方で、退院されますと早速必要な介護サービスはたくさんあると思われ、その前に話し合っておくことは大事なことだったのです。

退院された後、在宅で生活をしていくのに必要と思われる福祉用具(ベッドや車いす)に関すること、ヘルパーさんの入る日程調整、訪問入浴や訪問介護などの必要性・・・、等などかなり細部にわたって、それぞれの専門家たちが検討します。

ただ、関係者はみなさん忙しくされており、身体的に特に変化もなく、急を要する介護サービスも必要ないと思われるケースがあるのも事実です。

偉そうなことを言うと批判されるかも知れませんが、それを判断するくらいの知識や臨機応変な対応力をCMは持ち合わせていただきたいものです。


さて、おっさんのぼやきはこれくらいにしまして、この日の会議はご主人のご理解もあり、スムーズに進行し思ったより早く終わりましたので、天気もいいし放浪することに・・・・・。

さて、どこへ行きましょうか・・・・・?




道頓堀川.JPG
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神戸ビエンナーレ2009 [旅]


10月に入ったというのに真夏のような陽射しの日曜日、神戸に行ってきました。

ちょうど3日(土)から、メリケンパーク・県立美術館・神戸港の3ヶ所がその会場として、アート展(ビエンナーレ)が開催されています。

ビエンナーレという言葉ですが、イタリア語で2年に1回という意味だそうで、今年がその年になるそうです。

昨日は昼ごろから出ましたので、メリケンパーク会場だけを見てまわることにしました。





神戸BN2009-2.JPG


ここは、コンテナを利用して、陶芸・いけばな・絵画はもちろんのこと様々なアートの展示がされています。


ほとんどのコンテナはすぐに入って見ることができるのですが、さすがに大賞をとられたコンテナには、常に行列ができるほどの人気でした。

上の写真がそのコンテナですが、戸島麻貴さんという作家が『beyond the sea』という作品名で展示されていました。

カンカン照りで暑いし、どうしようか迷いましたが、少し行列が少なくなったかなと思えるころ、20分ほど並んで入ってみました。


鏡張りのコンテナの中は、床一面に白い砂が敷き詰められ、そこに音響に合わせて映像を写し出していくという、言葉で言えば簡単なのですが、なんとも飽きない面白さを感じさせてもらいました。


ただどのコンテナもその構造上、空調がまったく機能しておらず、昨日のような炎天下のコンテナ内はかなり暑かったので、ゆっくり見ることができなかったのが残念でした。
(4,5ヶ所まわると、喉がカラカラに・・・・・)

11月23日まで開催されていますので、これから行かれる方は少し曇りがちの日に行かれるのがいいと思います。



久しぶりに発想の面白さや奇抜な手法等などに感心した、芸術の秋にふさわしい半日を過ごさせていただきました。

たまにはアート鑑賞もいいものですね。




神戸BN2009-1.JPG
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聖地『高野山』 [旅]


昨日、急に思い立って電車に飛び乗り、高野山へ行ってきました。

連休中のお彼岸ということもあり、特急電車はいずれも座席完売ということで急行で行くことに。

これもほぼ満席状態でしたが、運よく座わることができました。


電車とケーブル・バスを乗り継いで約3時間弱ほどの移動でしたが、普段めったに電車に乗らなくなってしまった私には、ちょっとした旅行気分を味わうことができました。

都会からどんどん山に向って走る電車の車窓からは、青々とした畑やそこに群生する真っ赤な彼岸花を久しぶりに見ることができ、なんだか懐かしい気持ちになれました。

今はビルの谷間をウロウロする日々ですが、小さい頃は毎日あんなところを走り回っていたのです。


電車に乗る前に駅でもらったハイキングマップなどを見て、3時間コースくらいを歩いてみようと思っていたのですが、往復の時間と電車の本数を考えると少しキツイようなので、とりあえず奥の院にお参りをしたあと女人堂まで歩いて帰り、そこからバスでケーブルの駅まで、というコースを設定しました。


この日は雲ひとつない突き抜けるような青空が広がり、陽が差すところは少し暑いくらいでしたが、さすがに聖地『高野山』です。

日陰はひんやり涼しく、これから行かれる方は上着を持って行ったほうが良いと思います。




高野山(紅葉1).JPG


やはり夜間はかなり冷えるようになったのでしょう、ぼちぼち紅葉しだした木々もありました。



高野山(紅葉2).JPG



連休で最高の天気、世界遺産の聖地・・・・・、ということでたくさんの観光客や参拝者が来られていましたが、どうも気になったのが車道をうめるほどのたくさんのマイカーでした。


高速道路の休日通行料が安くなり、また目的のすぐ近くまで楽に行けるということで、マイカーで来られる方がかなり多かったようですが、自然豊かな聖地は乗り入れ禁止にすべきではないでしょうか?

もちろん、高齢者や身体が不自由で歩行が困難な方などは別ですが、あまりにも車で入山する人が多すぎるような感じがします。


せっかくの自然の空気、杉林の中では深呼吸できますが、車道ではマスクをしなければならないなんて何かおかしいと思いませんか?




昼食を摂るのも忘れ、線香の匂いを身体に浸み込ませて、なんだか仏さんに近づいたような気分になった1日でした。




高野山.JPG


今度は早朝に家を出て、山の中を歩いてみようと企んでおります。

N君、O君、I君、S婆、Yさん、Hさん・・・、弁当持って行きません?
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水都大阪2009 [旅]


最近、少しだけ大阪が明るくなったような気がします。

8月22日から、都市再生の中核事業である『水都大阪2009』が開催されているせいかも知れません。

現在、淀川改良工事から100年にあたる2009年をシンボルイヤーとして位置づけ、大阪市中心部を流れる川の周辺をきれいに整備し、さまざまな賑わいづくりが進められています。


我が家の近所の中之島を流れる堂島川や土佐堀川はもちろん、道頓堀川周辺も見違えるほどきれいに整備され、いずれも水辺に遊歩道を作ったり、さまざまなイベントが催されたりしているのです。


今までほとんど見向きもされなかったこれらの水辺には、休日ともなればたくさんの人が訪れ、けっこうな賑わいをみせています。


お隣の国、韓国では数年前からソウル市内を流れる川を整備して水遊びができる場所を提供したり、漢河(ハンガン)の水辺に広大な公園を作ってオペラコンサートを催したり、川に架かる橋から音楽に合わせた噴水を出したり、という憩いの場を次から次へと提供されています。
(かの国ではその規模も大きくて、まさにアートを堪能できます。)

これらは、いずれも官民の力を合わせた事業展開で、生命の源となる水(川)を今一度見直そうという試みなのです。

昔から、大阪は水の都と呼ばれ、その割には汚い川が流れていましたが、これを機会に流れる水がもっと澄みだし、水辺に草木が生え、生き物が帰ってくることを願わずにはいられません。

『水都大阪2009』の体験イベントは10月12日までということですが、一時的なもので終わらせるのではなく、かの国(韓国)のように恒常的なものとして継続し、市内の憩いの場として育てていって欲しいものです。

また、このような動きが国全体に広がっていくことも期待したいものです。


大阪に来られましたら、ぜひ水辺を歩いてみて下さい!




水都2009(天神橋~).JPG
(川の駅『八軒家浜』天満)
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呑み屋(2題) [酒]


大阪ミナミで、懇意にしていただいていた呑み屋さんが、またひとつ閉店されました。

韓国のママさん一人で7年間がんばりはりましたが、昨今の景気の悪さもあり、31日でその幕を下ろされました。


晩ご飯のない時なんかは、おいしいチゲ(鍋)やキムパ(海苔巻き)、チジミなんかを作ってくれ、ずいぶん助かりました。

元気のない時は、『オットケ テゲッチョ!』(どうにかなるさ!)と、いつも明るく力づけてくれたこと、ずっと忘れません。


しばらくはゆっくりされ、またいつか復活されんことを祈っております。


長い間、テダニ カムサハムニダ!そして、オットケ テゲッチョ!!





今年の夏、こんな水商売の現実を見事に川柳に詠み、賞をとられた呑み屋のママさんもおられました。

20年以上、法善寺横丁で小さな店を一人でやりくりしている『さち』さんです。


法善寺横丁では、毎年夏に「法善寺横丁まつり」が開催され、ジャズフェスティバルなどさまざまな催しが行なわれます。

そんな催しの一つに川柳大会があり、横丁の各お店やお客さんが自慢の川柳を詠み、その年の優勝(天賞)や各賞を競い合うのです。


今年のお題は「水」で、約60句ほどが投稿されたようです。


そんな中、今年は『さち』のママさんが見事優勝(天賞)されました。

そして、選者の一人であるイラストレーターの成瀬國晴氏に色紙を書いてもらい、ちょうど私が一番客で店に入った時に、その額を壁に掛けさせられる羽目になりました。





さち(額縁).JPG


まだまだ庶民生活に明るさが見えてこないこの頃ですが、天賞をとってニッコリ微笑むママさんの笑顔に、少し希望を感じさせてもらった夏の終わりでした。






さち(暖簾).JPG
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五山送り火 2009(そのに) [登山]

8月16日(日)午後8時5分前




送り火9(点火合図).JPG


『○○○○○~!用意はいいかぁ~!』 ・・・・・・・・・・・・・   『お~~~!』

『×××××~!準備はよいかぁ~!』 ・・・・・・・・・・・・・   『お~~~!』


大きなたいまつを持った保存会の方が、各方面に確認の問い合わせを始めました。

問いかけられた方面の火床からは、それに負けないくらいの大声で答えます。


すでに始まっていた般若心経の合唱がさらに大きく聞こえてきます。



そして8時ちょうどに・・・・・・・、『点火ぁ~~~~~!』


各火床が一斉に着火作業に入ります。


 


送り火10(着火).JPG


どの火床も完璧に組み上げていますし、護摩木も1年以上乾燥させたものですから、一気に大きな炎が上がりだしました。




送り火12(着火).JPG


明るいうちからこの一瞬を待っていた、私の後ろにスタンバイしていた放送局のスタッフが、炎の凄さと熱さで前に出ることができません。

さすがに大きなカメラを持ったカメラマンは、焼けてしまうのではないかと思うくらいの距離で肩に乗せたカメラを必死でまわしていました。




送り火11(着火).JPG


風向きで立つ位置を変え、呑んだアルコールが全て蒸発したのではと思った頃、右前方の斜面に『法』と『妙』の文字が、そしてその左側に『舟型』が浮かび上がってきました。

炎と煙にまかれながら・・・・・、



送り火13(法・妙).JPG



送り火14(舟形).JPG


下界(京都市内)は、住民の協力でほとんどの家が灯りを消していますから、8時前の時とは比べものにならないくらい暗く、あちこちでたかれているフラッシュのきれいなこと!



顔の産毛がほぼ焼けてしまっただろうと思った頃、そして全身に煙の臭いが浸み込んだ頃、火床は徐々に小さくなり、それぞれが炭を取り出し、缶に入れていきます。

これが後日、半紙に巻いて紅白ののしでくくり、玄関にぶらさげておく「おまもり(魔除け)」となるのです。



炎が小さくなっていくと、1年間をこの一時に賭けていた保存会の方達は、全身の力が抜けた感覚になるのか、みんな呆然とした姿になり、『また来年やなぁ・・・・・。』


木を育て、薪を切り出しては乾燥させ、一旦降ろしては又上げる・・・、この行事に賭ける保存会の人達は、大変な苦労をして臨んでいるのです。


それだけの苦労をして霊を送る、日本のすばらしい行事に参加させていただいた私は、フラフラになりながらも炭缶を下げて下山し、出し切った水分(?)を補給するのでした。





送り火15(酒).JPG
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五山送り火 2009(そのいち) [登山]


お盆明けの本日、ふくらはぎがパンパンです。

実は、今年も『大文字の送り火』の点火作業に参加させていただいてきたのであります。

『超』運動不足の我がメタボ弟は入山をあきらめて下から見ているとのことで、今年は招待していただいた保存会の人達と登りました。

護摩木や着火のための松の枯枝などは事前に現地に上げてあるとはいえ、上で飲む水や酒・藁や何やかんやで、彼等の荷物は半端ではありません。



送り火1(登山).JPG


大抵の人は途中2~3回は休憩をしながら登って行きますが、彼等は休むことなく黙々と登って行きます。

4時前くらいから登り始めましたが、10分も歩けば汗(もしくは酒)が噴き出してくるわ息は上がってくるわで、結構きつい山登りです。


ノンストップで登ること約30分、いよいよ最後の階段です。

メタボでなくても最後にこれはキツい!



送り火2(登山).JPG


ヒーヒー言いながら視界が開けてくると、そこかしこに護摩木が積み上げてあるのが見えてきます。



送り火5(護摩木).JPG


送り火6(護摩木).JPG


これは『大』の字の真ん中(交差点)に位置する護摩木の山です。

他の薪数とは比較にならない量ですから、これが燃えると近くにはおれません。

(実際、ものすごい炎でした。)


送り火3(護摩木).JPG


送り火4(護摩木).JPG


暗くなる前、5時くらいからあちこちで護摩木の積み上げ作業が始まります。

私を連れて登ってくれた保存会の方の今年の点火場所は、『大』の字の横棒右端から5番目と6番目の2ヶ所でした。


倒れないように太目の護摩木を下にして、井桁を組んでいきますが、より燃えやすいように隙間に松の枯葉を挟んでいます。

倒れると周囲が一気に燃え広がってしまい、逃げ場のない山ですから命取りになるため、どこも真剣に組んでおられます。

そして最後に藁をまわりに立てかけ、もしもの夕立ちに備えてビニールをかぶせ、ロープで縛ってその時を待ちます。



送り火7(護摩木).JPG



この一連の作業が終わると、弁当を広げたり、ビール・チューハイをグイグイいく人があちこちで見られます。

私も後者のほうで腹満タンにさせていただき、至福のひと時を過ごさせていただきました。


そして点火1時間前くらいになりますと、消防隊員があちこちに放水を始め出します。

溜めていた雨水をポンプで吸い上げて放水しているとのこと、若干涼しく感じられました。



送り火8(放水).JPG


これは類焼を防ぐためですが、山の斜面にあたる風は半端でなく、また周囲も乾燥していますからこれをしておくのとしないのとでは雲泥の差がでてくるのだそうです。
2年前もすごい風に煽られ、危うく大火事になるところだったとのことでした。


点火が8時ですから、1時間ほど斜面に座って、ポツポツと灯りが点き出す下界を見下ろし、チビチビと呑み続けます。
(すみません、これは私だけでした・・・、が、霊が無事に帰らはるように願いを込めたのは間違いありません。)


しかし、暮れていく京都の町を一望にして呑む酒のうまいこと、キツイ登山をした甲斐はあるというものです。



さあ、点火の合図まであと1時間・・・・・。

みなさん、思い思いにその時を待ちます。(そのに、に続く)





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マイブーム? [本]


最近、若い女性が歴史もの、特に戦国時代にハマッている人が多いらしいです。

このような女性を『歴女(レキジョ)』と呼ぶらしく、各地のお城めぐりをしたり、自分の部屋を戦国武将の甲冑や

のぼりで飾ったり、携帯の待ち受け画面を戦国武将のアニメにしたり、とその数はかなり増えているとのこと。

これは、TVドラマやゲームの中の主人公が超カッコよくて、そのあたりが主な原因ということですが、それだけ

世の男性が頼りなくなってきている裏返しかも知れません。(私も含めて)


そういう私も、なんとなく歴史ものの本を読むのがマイブームとなっており、6月末に本屋さんでたまたま手にした

本に始まり、今月(8月)のはじめですでに3冊読み終えました。

(立ち読みを含んだら5冊かな)

いずれも戦国時代が背景になっている本で、今まで特に好んで読みたいと思わなかった分野です。

群雄割拠の戦国時代の流れが見えてくると、どんどん想像が広がり、また作者の戦国武将の好みのようなもの

まで見えてきますから、それはそれでおもしろいものです。


麻薬でハイになって、いずれ廃になるより、本を読んで想像を膨らまし、その中に自分をおいてみるほうがよっぽ

ど楽しいと思うのは私だけかな。


ただ世の中のブームというものは、特にこの国ではその流れは速くて、さて次はどんなブームがくるのでしょう

か?


次のブームがくる前に、先んじてマイブームにしておくのも優越感に浸れるかも知れませんネ。






本.JPG
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深くて永い夫婦の絆 [介護]


介護用品(電動ベッド、車いすなど)をご利用いただいている方の中で、全介助が必要な方がいらっしゃいます。

独力ではまったく動くことができない方です。

そのほとんどがご自宅で寝たきりで、食事の時にベッドの背を上げて起こしてもらうか、通院時に車いすに乗せてもらう時にしか起き上がることができません。(現在入院中)

今回は、そのような方の担当CM(ケアマネージャー)からの連絡でした。


この方には、電動ベッド、車いす、玄関上がりかまちのリフトなど、必要最低限の用具はご利用いただいており、そのうちのいずれかのクレーム(故障か使い勝手の連絡)だと思っておりましたが、連絡の内容はリフトが使えなくなった(?)とのことでした。

よく聞いてみると、用具(リフト)自体の故障ではなく、リフトに移乗しても座位がとれないくらい身体能力が落ちてきており、車いすのまま乗せることができる大きなリフトに交換できないか、という内容です。

また、そうしないと介助するヘルパーさんの負担もかなり大きくなり、退院して自宅での生活も難しく、事故にならないためにもぜひに、ということでした。

もちろんそのような用具はありますが、設置場所のスペースの問題が大きくて、利用したくてもなかなか設置できないご家庭が多いのが実情です。

その旨を伝えますと、それがないと退院できないから至急下見に行って欲しいとのことでした。

翌日(23日)、メーカーのサービスマンと打ち合わせ、メジャーを持って下見をしたところ、ぎりぎり大丈夫だろうとのことでした。

ただ、それを設置すると玄関が埋まってしまい、ゲタ箱も開かなくなります。

介護をされているご主人に詳しく説明しますと、それでもいいから設置をして欲しいとのことでした。

認知症が進んだ奥さんですが、病院で寝たきりではかわいそうすぎるし、通院時やデイサービスに行く時くらいは外の空気を吸わせてやりたい、というご主人の切なる気持ちが痛いほど伝わってきました。


1日でも早くとのことで、25日(土)の午後から設置することに決定しました。

が・・・・・、この日は日本3大祭りのひとつである天神祭りの本祭り日です。

私、生まれて初めて船渡御の船に乗せていただく予定が入っていたのです・・・・・。

でも今回はご主人の強い想いを優先です。

祭りは毎年ありますし・・・・・。



当日、土台の組立てからスタートです。



リフト1.JPG


リフト2.JPG


リフト3.JPG


何度も上げたり下げたりしながら微調整をしていきます。


リフト5.JPG


床とぴったり合う高さになるまで調整をしていきます。


リフト4.JPG


そして、実際に使用されている車いすを出してきて実演をし、使用される時の注意事項を説明して完了です。


リフト7.JPG


設置に約2時間強、もちろん床にアンカーも打ち込んで、簡単には動かないようにもしてあります。


組立て中は心配顔でずーっと見ておられたご主人ですが、実際に車いすを載せて実演をさせていただくと、想像したとおりの笑顔になりました。


事前の説明とおり、玄関のスペースはこのリフトで埋まってしまいましたが、安心して楽に移動できることを優先された1例です。



今回は、ご主人の奥さんに対する思いやりというか、他人では推し量ることができない深くて永い絆みたいなものを感じさせられた半日でした。



もちろん、祭りに行けなかった悔しさと、ご主人の笑顔を見れたうれしさで、酔うまで(?)祝杯をあげたのはいうまでもありません。




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