五山の送り火(当日決行編その一) [登山]
16日夕方4時前、ポツリポツリと雨が降り出してましたが、銀閣寺に続く土産物屋さんを通り抜けていよいよ登山開始です。
観光客でごった返す道を作務衣にリュックサック、鉢巻姿は少し“浮いて”いますが、今回この格好は動きやすく正解でした。(弟に感謝!)
すでに保存会の人(地元の人)たちも、わらや飲み物・おにぎりなどを持って、雨の中を黙々と登って行かれます。
地元の方たちにとっては、待ちに待った年に一回の大きなお祭りなんですね。
足場が悪く薄暗い急坂を登り始めて間もなく、大粒の雨と雷まで鳴り出し、「晴れ男」の面目丸つぶれかなと思いつつ登ること約30分、目前にラストスパートの階段が見えてきた頃には雨もほぼ止んできました。
この階段を登りきると、やっと視界が広がってきます。
ここは「大」の字の中心あたりで、もっとも大きな割木が組まれる場所です。
弘法大師さんを祀った祠もあり、神聖な山の行事であることを感じます。
すでにたくさんの人が準備を始めておられ、TV局のクルーも汗をかきかき動き回っておられました。
私たちの分担場所は更に上です。
「大」の字の一番上部分のひとつ下がその場所でした。
登ってきた甲斐がありました。
ここから見る景色のすばらしさ、降っていた雨も嘘の様に止んでくれ、だんだん雲も切れてきています。
まわりの木々への類焼を防ぐために消防局からもたくさんの方がホースを持って登ってこられ、付近一帯の放水も終わり、そしていよいよ井桁の組立てです。
我々の場所のひとつ上のところも、そして下のほうのところも、少しづつ組立てを始めておられます。
すべてのポイントには、保存会の方たちが早朝から割り木を積み上げてビニールをかけておられましたので、雨が降ったにも係わらず木々を濡らすことなくスムーズに作業をすすめられ、ここでも保存会やボランティアの方々の準備の大変さを感じました。
いろいろな願い事を書かれた割木を交差するように組み立てていきます。
左右に崩れないように太い木を外側に並べ、時々横から水平になっているかチェックをしながら、慎重に組み上げていきます。
割り木の隙間にはカラカラに乾燥した松の葉を差し込んでいき、倒れることなく一気に燃え上がるようにしていくのです。
そして子供の身長ほどの高さにまで組み上げられました。
組み上がると一番底にわらや新聞紙や残った松の葉などを放り込み、そして全体にわらを立てかけてひもでくくりつけるのです。
そして点火までの間に、万が一雨が降りだした時を想定して、ビニールをかぶせてひもでくくり完成です。
あとは、点火の午後8時まで夕景の京都市内を見ながら一杯やるだけです。(本当は、すでに2缶ゴチになっておりました・・・)
(まだ呑める、と嬉しそうな顔アップ)
さあ、あと1時間か・・・・・。
★takagakiさん、nice!ありがとうございました。
by pandada (2008-08-18 16:23)
どこかでお見かけした眩しい頭をされた方も、奥様とご一緒されたんですね。
熱いどころか、寒い顔ですな~相変わらず・・・。
しかしあんさん、どこ行っても酒でんなあ~
by takutyan (2008-08-18 21:50)
★takutyanさん、おはようございます。
「おっちゃん」はバテバテで登頂され、逃げ回ってはりました。
しかし、高いところで呑む酒は、なんであんなにうまいのでしょう。
by pandada (2008-08-19 07:40)
飲んだ待つ!
私も大好き!!!
by ハイマン (2008-08-19 17:57)
★ハイマンさん、自然の中でチビチビ・・・、旨いですねえ~。
by pandada (2008-08-19 18:06)