ご利益あるかな・・・・・？

定期的に参加させていただいている奉仕団体のバス旅行にお誘いいただき、久しぶりに若狭（福井県）へ行ってきました。

総勢約20人ということで大型バスに乗せていただき、朝8時に心斎橋大丸前を出発しました。


若狭方面は、その昔マイカーでギンギン（？）に走っていた頃、夏は海水浴に冬は魚を食べに行ったりしておりましたが、今回は10年以上ぶりの訪問になります。


今回参加のみなさんは、このバス旅行を非常に楽しみにされており、私は初参加でした。

この日帰り旅行は、仲間とおいしい物を食べて呑んで1日ゆっくり楽しく過ごしましょうという趣旨で、今回は少し時期が外れていましたが、ふぐをメインに日本海の魚を堪能しましょうということでした。

今回は幹事さんが地元ご出身ということで、料理旅館もかなりサービスしていただいたようで、ワインなんかも持ち込み可で、約2時間の食事会で10本ほどのワイン（仏、伊、米、西班牙、豪産）が空いたようです。

ワインを持参された方々は、さすがにワインに詳しくて、酒ならなんでも呑みまっせ、の私はもちろんすべての種類を堪能させていただきました。

あっ、魚も最高に美味しかったのは言うまでもありません。

ワインに日本酒（ひれ酒）、ビールに焼酎・・・と次から次へと呑み過ぎてしまいましたが、昼間に呑む酒ってなんであんなに回るんでしょうか？



ところで、食事前に訪問させていただいたのが『若狭神宮寺』というところでした。






何度か火災に会われておりますが、西暦７１４年に最初に建立されたとのことですから、当然非常に古い建物です。

入口横の庭には苔がびっしり生えており、山の傾斜を上手に利用されて建っているせいか、その姿がまず眼前に現れたときは一瞬立ち止まる迫力を感じました。


そして、こちらの本堂に入って驚いたのが、仏様と神様が一緒に祀ってあったことです。

ご住職の愉快（？）な話によりますと、神仏両道の神社（お寺）であり、非常に珍しい形態です。






奈良の二月堂で毎年執り行われる「お水取り」の水は、この本堂横の井戸から湧き出た水が送られているとのことでした。







送るといっても宅急便などを利用するのではなく、汲み上げた水を２ｋｍほど先の『鵜之瀬』という場所（川）に流して送るという神事のことだそうです。

なんでも、この地と奈良の二月堂とは地下で繋がっているそうで、何百年もの間この神事が執り行われているようです。


ところで、たいていの神社仏閣は、お参りすればこういう良いことがあるよというのが一般的ですが、こちらのご住職の話を要約しますと、神様であれ仏様であれ手を合わすことで平安な心になり、平和な気持ちで人に接することが大切だということだったと思います。（超要約）

実際に薄暗い本堂に祀られてある仏様のお顔を拝見させていただき、気持ちが落ち着いたのは間違いありません。




今回の日帰りバス旅行で改めて驚いたのは、高速道路の“値打ち”でした。


その延長と整備によって、若狭（福井県）が物凄く近くなったということ（大阪からとばせば２時間）と、土日１０００円になっている高速道路料金の影響か、全国津々浦々のナンバープレートがみられるくらい、あちこちのSA（サービスエリア）が賑わっていたことです。

ただ、バスやトラックの通行料金は変わらず、このあたりも考慮してあげればもっと世の中が動くのでは？と思わずにはいられませんでした。

コメント 3

昼から飲むお酒、シアワセですよね～～。
しかし、神様、仏様がいっしょに、とは、びっくりしました。
手を合わせることで平安な心になり、、、
いいですね。どっちがどう、というのでなく、
何が大切かってことをちゃんと。。
by lovin (2009-05-12 00:26) 

lovinさん、機会があれば一度訪ねてみて下さい。
ご住職の話も結構おもしろいですし、かの五木寛之氏も、仏様の前で長い時間佇んでおられたそうです。
いいお顔をされた仏様がいらっしゃいますよ。
by pandada (2009-05-12 08:05) 

奥津軽さん、nice!ありがとうございました！
by pandada (2009-05-20 17:49)