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マイブーム? [本]


最近、若い女性が歴史もの、特に戦国時代にハマッている人が多いらしいです。

このような女性を『歴女(レキジョ)』と呼ぶらしく、各地のお城めぐりをしたり、自分の部屋を戦国武将の甲冑や

のぼりで飾ったり、携帯の待ち受け画面を戦国武将のアニメにしたり、とその数はかなり増えているとのこと。

これは、TVドラマやゲームの中の主人公が超カッコよくて、そのあたりが主な原因ということですが、それだけ

世の男性が頼りなくなってきている裏返しかも知れません。(私も含めて)


そういう私も、なんとなく歴史ものの本を読むのがマイブームとなっており、6月末に本屋さんでたまたま手にした

本に始まり、今月(8月)のはじめですでに3冊読み終えました。

(立ち読みを含んだら5冊かな)

いずれも戦国時代が背景になっている本で、今まで特に好んで読みたいと思わなかった分野です。

群雄割拠の戦国時代の流れが見えてくると、どんどん想像が広がり、また作者の戦国武将の好みのようなもの

まで見えてきますから、それはそれでおもしろいものです。


麻薬でハイになって、いずれ廃になるより、本を読んで想像を膨らまし、その中に自分をおいてみるほうがよっぽ

ど楽しいと思うのは私だけかな。


ただ世の中のブームというものは、特にこの国ではその流れは速くて、さて次はどんなブームがくるのでしょう

か?


次のブームがくる前に、先んじてマイブームにしておくのも優越感に浸れるかも知れませんネ。






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感動の涙?冷や汗? [本]


新年しょっぱなのブログで、『今年も笑門来福で・・・』と誓ったにもかかわらず、泣いてしまいました。

元来涙もろい人間なのですが、最近ますます涙腺が弱くなってきているようで、テレビや映画を観ても涙が出るし、ラジオで浜村淳氏が映画解説をやっているのを聞いても泣いてしまうことが多くなっております。

これは加齢によるものなのか、はたまたそれほど感激する作品や解説なのか、よくわかりませんが、とにかく涙がよく出る今日この頃です。

ここだけの話、誰もいない時なんか声を出して泣いてしまうこともあります。


私は、電車やバスで移動する間はいつも本を読みます。

あまり集中できない(頭に入ってこない)内容の本もたまにありますが、今年買った最初の本はけっこう分厚いものにもかかわらず、それこそ一気読みしてしまいました。

あともう少しでクライマックスとか、もうちょっとで一区切りという時は、途中下車して喫茶店に入るか、各駅停車に乗り換えてでも読みきってしまうことがあります。

先日もJRの区間急行で移動していたのですが、途中で各駅停車の普通電車に飛び乗り、たまたま空いていた席に座って続きを読み始めました。

完璧に物語の中に入り込んでいたのでしょう、思わず目頭が熱くなり、不覚にも電車の中で涙をこぼしてしまいました。

これはマズイと思い、前を向かずに、眼にゴミが入った素振りで涙をぬぐい、そっと周りを見てみたのですが、前に座っていた大学生くらいの女の子数人に見られていたような感じで、非常に気まずい思いをしました。

しかし気まずい思いはそれだけではないようで、何か異様な雰囲気が漂っています。

まさか・・・・・と思い、涙でうるんだ眼で再度周りを見回してみますと・・・・・、またやってしまいました。

私が飛び乗った車両は、「女性専用車両」だったのです。

車内は見事に女性ばかりで、涙は枯れ果て、出てくるのは冷や汗ばかり、次の駅で下を見て降りたのはいうまでもありません。

そんな経験ありません?


ちなみに、今年最初に私を泣かせてくれた本ですが、『BOX!』(百田尚樹 著/太田出版)という本です。

おかしくて、楽しくて、そして泣かせて(もちろん感動で)くれる1冊でした。

そして、今年は気持ちが暗くなるような内容の本はやめて、後味の良いこんな内容の本を読もうと思わせてくれる1冊でした。


今、鬼嫁に貸し出していますが、さて「鬼の目に涙」となりますやら・・・・・。




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(天神橋でお見送り)
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命を懸けて人を愛すること・・・。 [本]

「最近ブログをサボってるやないか!」と、ある方から怒られましたので、取り急ぎ(?)アップ致します。

先週は夜のお誘いが多く、月、水、金、土、日と溜めまくったアルコールを絞り出しに、朝からジムへ行って来ました。

先月の終わり頃から読み出した本がなかなかおもしろく、あと数十ページで読み終えそうなのでバッグに入れて行きました。

けっこう本を読みながら、無心でトレーニングされてる方も多く、まあ一石二鳥で時間を有効利用できるし、何よりも結末に近い盛り上がり部分を早く読みたかったからです。

私は、本をいつも2~3冊買いだめしておき、電車移動時に読むようにしています。

その日の気分でバッグに入れる本が違いますので、2~3冊は同時進行で読んでいることになります。

でも今月は、ある本に引き込まれたような感じで、持ち歩くには少し分厚いのですが、バッグにはずっとその本が入っていました。

正直、電車に乗って読んでいると、ついウトウトしてしまうのが常なのですが、この本に関してはまったく眠くならず、熟読モードになってしまい、降りる駅をやり過ごしてしまうことが二度ほどありました。

 

        

「奸婦にあらず(かんぷにあらず)」(諸田玲子著)という本です。

昨年末ごろ、新聞や雑誌の書評記事で、なかなか評判が良さそうなイメージを持ち、買おうと思っていたら、我が愚妻が先に買って読んでいたので、読み終わるのを待っていました。

私は、めったに時代ものや恋愛ものは読まないのですが、この本に関しては、一気に読んでしまいそうな勢いでページをめくっていたような気がします。

ストーリーに関しては、種々の書評案内やインターネット等で出ていますのでここでは省かせていただきますが、本当に存在した人間の、それも奸婦という忍びの女性の生き様を見事に描ききった感動作です。

幕末から明治にかけての世の中の動きもよくわかりますし、命を懸けて人を好きになることの凄絶さや覚悟というものが、読み進むにつれて胸に迫ってきます。

こんな本で授業をしてくれる先生がいたら、もっと感性のある子供が増えると思うのですが・・・・・。

とにかく、私にとって年明け早々の胸に残る1冊でした。

 

          

                (春の芽吹き)


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年末読書感想。 [本]

今年の夏に、我が愚妻が文句を言いながら片付けてくれた我が家の本棚が、ふと見ると又溢れかかっていました。

夏のくそ暑い日に、突然本の雪崩(ナダレ)をおこし、我が愚妻が夏の暑さでイラついたのか、捨てるに捨てれない本の処理にパニックったのか、すごい勢いで片付けてくれた本棚ですが、又少しの振動で崩れてきそうになっております。

カミナリを落とされる前に片付けようとは思っているのですが、さてどこから手を付けようか・・・。

まあ又雪崩(ナダレ)をおこした時に片付ければいいか、と一人納得してそのままにしておくことにしました。このへんはB型特有の性格なのかな、とも思います。

で、今年もけっこうたくさんの本を読んだなあと思い、年末でもありますし、何が一番読後の後味がよかったか振り返ってみました。

たしか10月始めに、新聞の書評を読んで買った本です。

 

今年の直木賞作家である三浦しをんが書いた「風が強く吹いている」が、今年私が読んだ本の中で一番後味のよかった本です。

ストーリーはネットである程度出ていますので、私が説明するまでもないのですが、驚くのはなんとこの本を完成させるのに6年も費やしたとのことです。

正月の定番となっている、あの箱根駅伝を題材とした青春小説ですが、これを読むと来月(正月)TVで放送される駅伝を見る眼が変わると思います。とにかく、おもしろく、おかしく、そして読後少し若くなったような感覚になる内容です。よくマラソンは人生の縮図のようなものだと言われますが、それをストーリーにしてしまうこの作家の力量に、ついつい読み進んでしまいました。

これはつい最近読み終えた、フリージャーナリストの奥野修司(新大宅賞作家)が書いた「心にナイフをしのばせて」です。

これも数年の年月をかけて書き上げたという本ですが、読後感はあまりよくなかったです。まあ題材が明るいものではないので、当然かも知れませんが。

そして、今日買ってきた数冊の本の中で、笑い転げて読めるのがこれです。

装丁から漫画のように見えますが、大阪人なら吹き出す内容の文庫本です。気分が落ち込んでいる時に読まれるのがいいと思います。ただし電車の中では読まないほうがいいでしょう。思わずニタニタしてしまい、他の乗客におかしく思われると思います。(大阪の人以外は言葉が難しいかも・・・?)

最近は活字離れが話題になっていますが、私は眼前に活字がないとすごく寂しく感じます。

だから明日の朝刊が休みなのが寂しくて仕方ありません。

 


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