Dancin'Gospel 2009 [夢]
以前、このブログで紹介させていただいたことがありますが、歌手をめざしている若者が出るゴスペルコンサートに行ってきました。
いつもお世話になっている呑み屋のママさんが、どうしても息子の成長をみてやって欲しいということでしたので、半年ぶりに会うのを楽しみに行ってきました。
彼は現在、アルバイトをしながら歌の勉強に励み、恩師がリーダーを務めるゴスペルチームの一員として、年に数回のコンサートに出ています。
直接アメリカ人に英語を教えてもらい、歌詞の感情を出す努力をしたりしていますから、歌が上手なことは間違いないのですが、何よりも会う度に自信溢れる『いい顔』になっていくことに驚かされます。
歌っている時の情感あふれる表情はもちろんのこと、数年前に初めて会った時とは別人のような輝きを感じます。
私は子供がいませんのでよくわかりませんが、おそらく自分の子供だったらこのように感じるのかも、とつくづく思うのです。
この日も堂々たるステージ姿で、横に座ったママさんは終始ウルウル状態でした。
なんとしても夢をつかもうと、必死で日々を送っている若者から力を分けてもらった気がしたおっさんでした。
再度、『笑門来福』!! [夢]
昨年末に連日続いた忘年会出席の疲れからか、あるいはちょっと短めにカットしてスースーしたうなじのせいか、はたまたなんとか無事年を越えられたという安堵感からか、年1回の恒例(?)となった発熱が、なんと今年は元旦からやってきました。
昨夜(4日)まで連夜の発熱による寝苦しさと、訳のわからん夢のオンパレードで、寝たのか寝ていないのかわからない4日間を悶々と過ごし、鬼嫁からは「うつすなよ」というような冷たい目で睨まれ、やっと今朝から開いたクリニックでの注射で少しは楽になったようなので、遅ればせながらみなさんに新年のご挨拶をさせていただくことにしました。
遅ればせながら、明けましておめでとうございます!
昔から『1年の計は元旦にあり』と言いますが、すでに5日も過ぎてしまい、皆さん方とはかなり出遅れた感は歪めず、お恥ずかしい限りの年明けとなってしまいました。
そのような中、今年もたくさんの年賀状をいただきましたお礼をまずこの場にて申し上げます。
皆さん方からは毎年楽しくて希望に溢れた年賀状をいただき、正月休みにじっくり拝見させていただくのが常なのですが、今年は上記のようなアル中か薬中のような状態だったので、とりあえず流し読みをさせていただきました。
今晩じっくり読ませていただこうと考えております。
ただその中で、流し読みの手がピタっと止まった1枚がありました。
私の中学時代の恩師で、今年7度目の干支を迎えられる先生からのものです。
当時からまったく変わらないしっかりとした自筆で、このように書かれてありました。
『「笑う門には福来たる」には、福来たるの1年だったのかな?とこれを書きながら思っています。』
そうです、昨年の私の年賀状は「笑門来福」を願ったもので、先生はそのテーマで昨年の1月に、なんと10首作られたそうなのです。
先生は、過去に俳句で数冊出版されるほどの方で、昨年はすばらしい作品集も送って下さいました。
その先生が、昨年の私の年賀状の願いを句にしたためて作られたということで、すごく嬉しく思ったのですが、1年を通じて本当に「笑門来福」だったのかと苦笑いされているお顔を思えば、少し寂しい気がしないでもありません。
何はともあれ、今年こそ「笑門来福」といきたいものです。
心から笑える、すばらしい1年にしたいものです。
再度、 『笑門来福』!!
夢にまた一歩! [夢]
『A SILENT NIGHT'S GOSPEL 2008』と銘打ったコンサートで、クリスマスシーズンにはぴったりの催しです。
あれからも彼はバイトをしながら歌の練習に励んでいて、最近では大阪のグループ代表で各地のコンサートにも出場しているとのこと。
つい最近では、あるイベントでベストボーカリストとして表彰もされ、前回からどれくらい成長した姿をみせてくれるか、わくわくしながら見に行きました。
まず新入生のグループによる楽曲からスタートしましたが、いきなりのパワーと迫力で圧倒されます。
みんな歌手をめざしたり、ミュージカルに出ることを夢にみて頑張っている人たちばかりで、真剣そのものです。
続いて「カクちゃん」たちメイングループが数曲を披露、彼は真ん中です!
すばらしい数曲が終わり、リーダーが彼を紹介、いよいよソロでの登場です!
上手い!
前回よりもはるかに心に響く声と表現力です。
もちろん歌詞は英語ですが、アメリカ人との連日の英語の猛特訓をした成果も出ています。
私の横に座る彼のお母さんはすでに「固まって」います。
素人が聴いてもわかるほど上手で気持ちがこもっており、さすがにソロボーカリストで表彰されたことだけはあります。
ソロによる登場は1曲だけでしたが、その後もずっとセンターに位置して、自信に溢れた堂々たる姿で熱唱が続きました。
聞けば、彼はこの後に大阪から一人だけ福岡で行なわれるコンサートに出向き、トンボ返しで東京のコンサートに出場するそうです。
歌手やミュージカルを目指す専門学校の入学式から彼を見ている私ですが、人間は努力すれば伸びることを今実感しています。
そして夢という言葉は実在し、夢は夢で無くなるかもしれないとわくわくしているのです。
自分も頑張らなければ・・・、負けてられん、そんな気持ちにさせてくれたすばらしいコンサートでした。
「カクちゃん」、パワーもらいましたよ!カムサハムニダ!!
夢はあきらめない! [夢]
約3年ほど前、初めて会った彼は笑顔を忘れた“とんがった子”でした。
当時諸々の家庭の事情もあったのでしょう、眼にも力のない覇気を感じさせない子でしたが、昨日の舞台は自信に溢れた堂々としたものでした。
自転車で片道30分以上かけてアルバイト先に向かい、夜と休みの日は歌の勉強に励み、夢をつかもうとがんばる気持ちが、こんなにも人の顔つきを変えるものなんでしょうか。
自信たっぷりに、そしてハートを込めて歌う彼の姿を見て、何かパワーをもらったようなそして清々しい気持ちになれた2時間半でした。
聞けば、次の土曜日の東京公演にも選抜されて舞台に立つとのこと、また夢が一歩近づいてきたような感じです。
がんばれ!カクちゃん!
君なら夢を夢で終わらせないことができる!!
気がついたら、銀婚式・・・。(鬼嫁に) [夢]
先日の大雪がうそのように晴れわたる、春のような暖かい陽射しの朝でしたので、実家の近くまで一人で墓参りに行ってきました。
帰りに実家に寄ると、ちょうど弟も来ていましたので、2人で近所の天満宮に散歩がてらぶらぶら行くことにしました。
そういえば25年前の2月12日、私はこの天満宮で結婚式を挙げさせてもらいました。
あの日は粉雪がちらつく寒い日でしたが、満開の梅がなんともいえない良い香りを漂よわせていたことを思い出しました。
今日はまだ満開ではありませんでしたが、近くに寄るといい香りが漂い、ぽかぽかと柔らかい日差しのせいもあり気持ちが落ち着きます。
あれから25年・・・、振り返れば本当にあっという間だったような気がします。
朝暗いうちから2人で車に乗って家を出て、夜遅くまで一緒に仕事をし、子供ができなかったこともあり、お互いが仕事のパートナーのような感覚(間隔かも)で今日まできた感じです。
普通こういう節目には何かプレゼントをしないといけないのでしょうが、今の私には金銭的な余裕もなく、高価なプレゼントを渡してあげることもできず、心苦しく感じております。
鬼嫁を眼前にして、感謝の言葉を表すのも照れくさいし・・・、お小遣いの一部でシャンパンでも買うことにします。
気持ちはここで言っときます。
『いろいろありがとう。これからもよろしく!』
人生の扉 [夢]
私の事務所では、連日有線放送を流しています。
聴いているチャンネルは、ほとんど地元のFM802で、もちろん仕事に差しさわりの無いように音量を小さめにして、何気なく聴いています。
スピーカーからはほとんどPOPS系の音楽が流れていますが、初めて聴く曲でも時々“頭について”離れない曲というのがあります。
その日の天候であったり、体調であったり、仕事の状態であったり・・・で、それがロックの時もありますし、演歌の時であったりもします。
そんな曲の中で、先週末に3日ほど続けて聴いた曲がどうしても“頭から離れず”、昨日CDショップで購入してきました。
竹内まりやの『Denim』というCDで、週末に発売されたものです。
彼女は私と同年代でもあり、私の青春時代に数多くのヒット曲を出しています。
特に好きでも嫌いでもなく、またどんな歌手なのか気にかけた事もなかったのですが、彼女の歌はいつもなんとなく軽い感じで聴け、口ずさめる曲が多いような気がします。
人それぞれ好き嫌いはあるでしょうが、今回12曲集録された中で、一番最後に入っている「人生の扉」という曲が“頭から離れ”なかった曲でした。
今、私が感じていることを全て言い得ている気がし、何よりも力まず語りかけてくる気がします。
久しぶりに“歌いたい”って思う曲です。
えっ?聴くだけにしとけって?
(新緑の御堂筋)
夢に向かって! [夢]
歌手をめざす若い人達の発表会に行ってきました。
いつもお世話になっている呑み屋(スナック)のママさんの一人息子が通う専門学校の卒業前発表会です。
この学校は、大阪スクールオブミュージック専門学校(通称OSM)という名前で、歌手やダンサーなどをめざすたくさんの若い人達が学んでいます。
お世話になっているママさんは韓国人で、長い間息子さんと別れて暮らしておられ、3年前に息子さんが高校を卒業すると同時に一緒に暮らすようになりました。
彼は小さいときから歌手になりたかったようで、それを自分の職業にしようと、この専門学校を見つけてきたのです。
そして、誰にも頼らずに入学し、2年間の必修課程を必死で学び、後1年間の研究生課程を間もなく終えようとしています。
実は、3年前にママさんから相談を受けた時、即座に反対をしていたのですが、本人が頑として聞き入れず今日を迎えました。
この国に誰一人頼る人がいない親子に、というより異国の地で夢に向かって必死にがんばる2人が気になり、その姿を見て自分もがんばろうと思わされたことも数知れません。
3年前の入学式の時は緊張感もあったのでしょう、若い人独特のつっぱったギスギスした感じを発散させていた彼が、今日は2回りも3回りも大人になった、表情豊かな顔になっているのに驚きました。
夜中にコンビニで働き、昼間に学校で学ぶという、ほんとうに寝る間も惜しんで夢を追いかけている、強い男の子の顔です。
開演前にちゃんと挨拶に来た姿をみて、思わず“保護者”の立場になってしまいました。
決して楽ではない生活なのに、息子の夢をなんとかかなえさせてやりたいというママさんは、開演前からウルウル状態です。
私も他人事とは思えず、もしも子供がいれば彼くらいの年頃の子になっているでしょうから、ステージに現れた時は思わず声を掛けそうになってしまいました。
この日のためにかなり練習をしてきたのでしょう、すばらしいゴスペルの連続です。
最初はゼミ生全員で数曲、そして次に研究生だけでの熱唱が続きます。
ママさん、彼の今までのがんばりと自分の苦労をダブらせて感極まったのか、途中で会場を出てしまいました。
そして再度席に着くと、いよいよ彼の独唱が始まりました。
さすがに3年間みっちりと基礎を学んできたのでしょう、もうプロと呼んであげてもいいくらい、気持ちを込めた堂々としたステージ姿です。
曲を身体全体で表現し、“保護者”という立場を離れてみても胸に響いてきます。
歌手を職業とするのは至難の業です。
宝くじに当たるより難しいことかもしれません。
最後の挨拶で、指導される先生がおっしゃいましたが、歌手への夢かなわず、違う職業につくとしても、夢に向かって努力をしてきた3年間を忘れず“表情豊かな人間”になって欲しいと思います。
でも、彼はまだ20歳。
なんとか夢を実現して欲しいと願わずにはいられませんでした。
ヒムネラ!(ガンバレ!)カクちゃん!!